ファーストシューズぼ基本

ファーストシューズとは、赤ちゃんが初めて履く靴のことです。健やかに成長するために欠かせないファーストシューズの選び方のポイントは、足にピッタリのサイズでもなく、大きいサイズでもなく、 「0.5cmのゆとり」なのです。

ファーストシューズってなに?

ファーストシューズってなに?

「赤ちゃんが生まれて初めて履く靴」のことです。初めて履かせる靴なので、重要な1足目と考える方が多く、お孫さんへプレゼントとして贈ったり、少しでも足の成長に良いものをと、赤ちゃんの足のことが考え抜かれた靴を選ばれる方が多いようです。

履き始める時期は1歳半頃で、10歩ほど自分で歩けるようになった頃です。また、役目を終えたファーストシューズは、歩きはじめた記念として大切に取っておく方もいらっしゃるようです。

初めて靴ってそんなに重要なの?

赤ちゃんは、かかとの構造が未熟なまま生まれてくると言われています。その未熟な足を守るため、赤ちゃんの足はプニプニと柔らかいんですね。

構造が完成するのは16〜18歳ごろで、歩き始めた1歳半頃はまだまだ形成段階のようです。その時期の靴をしっかり選んであげることは、将来、足の変形などからの子どもの足を守り、健やかな成長に大きく関わってきます。

どんなファーストシューズが赤ちゃんの足にいいの?

どんなファーストシューズが赤ちゃんの足にいいの?

赤ちゃんの足指をよく見てみると、くにくにとよく動かしているのが分かります。ファーストシューズは、未熟なかかとを守りつつ、その足指の動きを邪魔しないものがオススメです。では、良いファーストシューズは、どこで判断すれば良いのでしょうか。選ぶときのポイントは4つです。

1.縫い目が少ないもの

赤ちゃんの皮膚は大人の皮膚に比べてデリケートです。縫い目が多い靴だと、そこに足が当たって靴擦れを起こしたり、肌を傷つけやすくなってしまいます。肌触りがよく、靴の内側を確認して、縫い目がより少ないものを選びましょう。

2.つま先に反りがあるもの

つま先に反りがあるもの

歩き始める1歳半頃は、足全体を持ち上げるようにして歩きます。つま先から着地するように歩く子が多いため、つま先が引っかかってつまずいてしまわないように、つま先の足裏がそり上がっているものが良いでしょう。

3.滑り止めがあるもの

赤ちゃんは踏ん張る力がまだ弱く、転んでしまったり、こてんと座ってしまうことが多いですよね。靴底が平面のものよりも、凹凸がある靴底の方が滑りにくく、転んで怪我してしまうという事態を少しでも減らせると思います。

4.マジックテープタイプ・ひもタイプのもの

ファーストシューズには、足の甲とかかとがしっかり固定できる、マジックテープタイプもしくはひもタイプのものがオススメです。

靴を履くとき、つま先でトントンっとしていませんか?日本では、昔からの下駄の習慣の影響もあり、靴をつま先で履く方が多いのですが本来は甲とかかとに合わせて履くものなんです。

よく道端に子どもの靴が片方落ちていることがありますが、甲とかかとでしっかり固定できていないために脱げてしまったのだと思われます。せっかく買った靴がいつの間にか無い…なんてことも防げます。

また、マジックテープタイプでも紐タイプでも固定はしっかりできますが、お出かけの時に靴がガバッと開けやすく、さっと履かせやすいマジックテープタイプがオススメです。

サイズはどのくらいがいいの?

サイズはどのくらいがいいの?

ファーストシューズのサイズ選びに悩まれるママは多いです。ぴったりを選ぶべきなのか、それともすぐに大きくなることを考慮して少し大きめでもいいのか…。

ベストなサイズ選びは、「0.5cmのゆとり」があるということがポイントです。実際に、靴の中敷を取り出して測ってみましょう。取り出した中敷に赤ちゃんを立たせ、かかとをぴったり合わせます。

つま先に0.5cmのゆとりがあるかを確かめます。この、0.5cmのゆとりは、よく動く赤ちゃんの足指の動きを邪魔しません。ですので、ちょうどいいサイズは、「0.5cmのゆとり」と覚えてくださいね♪また、子どもの足サイズの計測スパンは、「3歳までは3ヶ月ごと、それ以降は6ヶ月ごと」が目安です。1cmごとではなく、0.5cm刻みで変えてあげることをオススメします。

子どもが最近、抱っこしてと言うようになったら靴のサイズが合わないのかな?と一度、中敷を外して見てみてあげてくださいね。

さいごに

ファーストシューズを初めて履いた時の反応は、赤ちゃんによって個性によって差があります。普段となんら変わらず歩く子、すぐ脱ぎたがる子、違和感に泣き出して歩かなくなってしまう子など様々です。

気をつけてあげたいのは、ファーストシューズを履いた状態は、今まで感じていた歩く感覚と全く違うと言うこと。自分の片足を踏んだまま、気づかずに転んでしまうことだってあります。ママの想いがたくさん詰まったファーストシューズと、応援する気持ちで子どもの成長を見守ってあげましょう。