【子ども靴の正しい選び方】価格やデザインよりも優先してほしい「軽さ」

子ども靴を選ぶときは何を基準に選んでいますか?

価格や品質、あるいはデザイン重視という方もいると思います。いろんな基準がある中で、重視していただきたいのが「軽さ」です。

靴の重量は、足への負担や歩きやすさにも関わってくる重要なポイントです。

この記事では、「正しい子ども靴の選び方」や 「子どもが感じる軽いとはどれくらいなのか?」 についてまとめてみました。

子ども靴の「軽い」はどれくらい?

子ども靴の「軽い」はどれくらい?

子ども靴ってどれくらいが軽いのかイマイチ分からないですよね。そこで、子ども靴の一般的な重量を計測してみました。

一般的な子ども靴の重さは?

靴のタイプ別で解説していきます。
子ども靴の重さを計測してみたところ、このような結果でした。

[一般的な子ども靴の平均値:片足計測] ※靴のニシムラ調べ
ローカットスニーカー:約120グラム (約 タマゴ2個分)
ハイカットスニーカー:約230グラム (約 タマゴ 4個分)
サンダル、アクアシューズ:約 90グラム (約 タマゴ 1.5個分)
長靴(ロング丈):約340グラム (約 タマゴ 5.5個分)
長靴(ショート丈):約170グラム (約 タマゴ 3個分)

この平均より下の重量であれば、軽い靴に当てはまると思います。
軽い靴をお探しの方は、是非参考にしてみてください。

軽い靴は本当にいいのか?

これについては用途によりますが、重い靴よりも軽いに越したことはないです。

子どもは大人よりも足の力が弱いですし、よく走り回ります。そう考えると、「軽い」ということは子どもにとって歩行しやすいプラスの効果をもたらします。

ご家庭によっては、毎日の通園・通学用には軽い靴を、休日のお出かけには可愛い靴を履かせている方も多いようです。

子ども靴の正しい選び方は?

子ども靴の正しい選び方は?

足は26個の骨から形成されています。生まれたばかりのときの骨は軟骨状態ですが、3、4歳にはカカトの骨が形成され、土踏まずが発達していきます。

子どもの足は1年に1cmほど成長しますが、3歳位までは神経も未発達なので、痛いとかきついとかは自分ではよく分からない時期です。

なので、3ヶ月に1度くらいは今履いている靴が足に合っているか確認することが重要です。

7歳頃までが骨の形成にはとても大切な時期です。12歳頃までは不安定なので、子どもの足に合った靴を選ばないと骨がゆがんで成長してしまうリスクもあります。

今すぐできるお子様の足のチェック方法があります。カカトの骨からアキレス腱に沿うラインは床に対して垂直かを、素足の状態で後ろから見てください。カカトが内側や外側にゆがんでいるとO脚やX脚になったり、土踏まずが形成されなくなってしまいます。

子ども靴は、カカトをしっかり支え、ヒモやマジックベルトでキッチリ固定できるものを選ぶようにしましょう。

薄っぺらな素材やすぐに足が成長するかといって大きいサイズを履かせることは良くありません。小さいうちは、足首をしっかり支えるために、くるぶしまであるハイカットの靴を履かせることが理想です。

子どもの足の問題は、靴を変えれば短期間のうちに症状が改善されることが多いです。

ロビンフット靴店 – 靴の選び方

http://robinfoot-shoe.com/yoikutu.htm

子どもの足は個人差が大きい

同じサイズの靴でも、肉付きのよい子どもにはきつくて履きにくいことや、痩せ気味の子どもにはゆるくて脱げやすいといったことが多々あります。

「足長」「足幅」「足囲」を測り、足のサイズにあった正しい靴を選んでください。

ムーンスター – 子供の足のための知識

http://www.moonstar.co.jp/whatshoes/select/knowledge.html

実店舗の靴屋さんでは、足を測ってくれるところも多いので、よくわからないときは靴屋さんに相談をしてみるのも良さそうです。

ワイズって何?

「ワイズ」は「ウィズ」とも呼ばれる足囲のことです。

足囲とは、足の親指の付け根から小指の付け根を通って1周させた長さのことです。よく足幅と解釈されがちですが、正しくは足囲です。

末尾の「D」や「E」とはそのサイズを表しており、4E > 3E > 2E(EE) > E > D の順で小さくなっていきます。

日本人は2E(EE)が平均的で、対する欧米人はDが平均的です。
結果「NIKEなど欧米ブランドは幅が狭い」というイメージ(事実)に繋がります。

測り方は裸足での実長(カカトから爪先までの長さ)が26.0cmを基準に、
D → 243 (ミリ)
E → 249
2E → 255
3E → 261
4E → 267
となり、実長が0.5cm増えるごとにワイズの数字に+3ミリしていけばOKです。

例えば、素足の実長が約28.0cmとして、メジャーで足囲を測り273ミリだとしたら、その足のワイズは3Eということになりますね。

Yahoo!知恵袋

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1249487902

子どもの足にとって良いものを作っているブランドはIFME (イフミー)

子どもの足によって良いものを作っているブランドはIFME(イフミー)

ネット通販でもよく見かけますし、イオンなどのショッピングモールでも定番として陳列されています。

なので、今まで知らなかった方も ”あ!この靴なら見たことある!”という靴かと思います。

僕も子どもの保育園の送り迎えの際、下駄箱に入っているのを見かけます。見かけるどころか下駄箱を占める割合が高いブランドです。

使い勝手や機能性が優れていることはもちろん、デザインもシンプルなものから派手なものまで幅広く、毎シーズン種類豊富に新作が出るのも嬉しいポイントです。

あまりコロコロ変えたくない上履きシリーズは、定番として年中販売されていますし、サイズ展開も多いので安心です。

イフミーの商品一覧はこちら

実際どんな造りのものがいい?

point.1
つま先の部分が広く、指が靴の中で自由に動くもの。幼児期に指を十分動かしていないと、指の腱や筋肉、ふくらはぎの筋肉が正しく発達しないままになり、転びやすい、歩くとすぐ疲れるといったことに繋がってきます。

point.2
カカトのまわりがしっかりしているもの。カカトの骨をしっかり成長させるために、カカトのおさえがしっかりしているものがよいでしょう。カカトの骨がしっかり成長しないと、足の変形、O脚・X脚、扁平足などの原因になったりします。

ムーンスター – 子供の足のための知識

http://www.moonstar.co.jp/whatshoes/select/knowledge.html

まとめ

幼児期は、デザインにこだわりすぎず、子どもの足の健康に重きを置くほうが良さそうです。

かっこいい/かわいいデザインの靴は、成長してからでも履けるので、幼児期の靴選びは健康的に成長するものを選びましょう。

最近では安価な靴も出回っています。しかし安価=悪い、高価=良い、という考えも少し違う気がしています。

最終的には、価格と商品の価値とのバランス。コストパフォーマンスを見ることが大事です。そのためには、まずはネットで調べた情報で良いと思うので、少しでも知識をつけておくと、買い物上手になれそうです。